キラキラ大島雑記帳

インディーズレーベル『キラキラレコード』代表、大島栄二の日記です

上向き

 何となくだが、最近はちょっといろいろなことが上向きな感じになってきた。

 具体的に何がといわれてもここでホイホイ言うわけにはいかない。仕事のことやプライベートのことなど多岐に渡ることがらなので安易に言えないということでもあるし、それに言うことで上向きが止まる可能性もあるし。

 その中のいくつかのことは、人との出会いだ。新しい出会いもあったし、久しぶりの再会もあった。やはり人と出会うと話をするし、話をすれば新しい展開も始まる。新しい展開が始まれば、それが仕事になっていく。一昨年に京都に引っ越し、知り合いもほとんどいない、家族だけの暮らしが始まった。ほどなく子宝に恵まれ、昨年6月に長男が誕生。子供中心の暮らしはどうしても内向きになる。いや、子供のせいにしているわけではない。自分がそうしてきたのだ。子供と過ごしたいから帰宅も早まるし、家族3人の日々が楽しく過ぎていった。

 だが、対外的な動きはほとんどなかったと言っていい。それではなかなか仕事も広がらない。ちょっといかんなと、頭のどこかで考えていた。それでも動きは後手後手に回っていた。

 で、今年に入ってこのままではいかんと思い始めた。子供との楽しい時間も仕事が充実して始めて成り立つことである。そう思っていろいろと動いてみた。それが結果的に良かったんだと思う。

 数組のアーチストと出会うことができた。それは財産だ。そのアーチストの仕事を進めるため、別のアーチストにも一緒に仕事をしてもらうことになった。これも財産だ。昔キラキラでCDを出していたミュージシャンと再会して、これまでやったことのない仕事をする可能性が出てきた。やっぱり財産だ。20数年ぶりに昨年再会した友人と一緒に新しい仕事をする可能性も出てきた。もちろん財産だ。仕事ではないけれど、高校時代の友人とFBでやり取りするようになり、約半年で3回も会うことになった。こういうのも人生の財産だ。

 他にもたくさんある。それを全部言うつもりはないけれど、どれも自分にとってプラスのことだ。人と出会うというのはそれだけで素晴らしい。

 新しい人と知り合うきっかけはなんでもいいんだろうと思う。子供の頃なら同じ学校で同じクラスになるというのが最大のきっかけだ。しかし大人になったら人と知り合うために学校に通い直すというわけにもいかない。でも新しい人との出会いを諦める必要はないと思う。その方法はたくさんある。何も学校で同じクラスにならなくても、人とは知り合えるのだ。

 そんなこんなで、今年は人と出会う1年にしていきたい。もう2月も後半に差し掛かろうとしているタイミングだけれど、そんなふうに今は思っている。