キラキラ大島雑記帳

インディーズレーベル『キラキラレコード』代表、大島栄二の日記です

ブログの休日

 ここ数日、日記を書くのをお休み。プライベートな2日間を過ごしていたからだ。普通はプライベートなことを書くのがブログの日記だろうが、この日記はちょっとその辺が違っているのかもしれない。

 

 で、そのプライベートなことのみで2日間を過ごしてそのことを日記に書かないとなると、何を書いていいのやら、妄想でも書くしかないのだが、それもヘンだろう。こういうのをきっかけにしてブログをなかなか書かなくなってしまうのだろう。すでにそうなりかけていたかもしれないと思うので、とりあえず書いてみようと思うのだ。中身が無くても、続けることが大切。

 

 とは言いながら、このところ読んだマンガのことなど。嫁さんが買ってきたマンガを読む。福満しげゆきという作家のマンガで、マンガ家のこの人が毎日どうしながら生活しているかをエッセイ風に描くマンガで、普通だったら隠したくなるようなことまで描いたりしていて、それが面白い。この人の思考の仕方がかなりマイナス思考で閉鎖的で、それが暴発するかのようにこういう暴露的なマンガを描いているのが面白い。出版社の担当者とのやりとりなども描かれていて、だからそれ以降の担当者との打合せのシーンでは担当者が言いたいことを言えなくなってしまったりする。

 

 もちろんいろいろとある日常の中から少ないページ数にエピソードを盛り込むわけだから、ネタチョイスの段階で腹蔵無き真実というわけにはいかないだろう。でも描かれている本当に小さな出来事の積み重ねは面白可笑しく、もしかすると自分なんかの周りにもこういう小さなエンターテインメントの可能性は転がっているのかもしれないなとか思ったりした。

 

 この人の以前の作品の中で、どこまでも落ち込んでいく主人公がホームレスに憧れる場面があり、ホームレスと話す機会をつくった結果、「ホームレスは悪い人ではないがダメな人だ」という感想を持つ。まあそこが、人間が頑張ったり出来るかどうかの境なんだろうという感じがして好感を持った。俺もちょっとだけ頑張りたい。